
これから転職活動をするけど、面接を受けるのは就職活動以来10年ぶりだから緊張するな…
転職の面接ではどんな質問をされるのかな?

公務員の通常業務で面接をしないため、どんな質問をされるのか不安ですよね。
しかし転職の面接で聞かれることは決まっているので、事前に対策をしていれば安心して面接本番に臨めます。
この記事を読むと、転職の面接で聞かれること、その対策と回答例がわかります。
これから転職活動をする方、転職の面接を控えている方は是非ご覧ください!
- 転職の面接で聞かれる質問5選
- 聞かれる質問への対策と回答例
- 他の質問を聞かれたときの対応
転職の面接で聞かれることは決まっている?

あなたは転職活動をしていて、面接でどんな質問をされるか不安なのですね。
公務員の通常業務で面接をする機会がないため、緊張しますよね。
しかし転職の面接で聞かれることは決まっているため、安心してください。
なぜなら企業の採用担当は年間で何十人、何百人という応募者の面接をするため、応募者に応じたオリジナルの質問を用意することは難しいからです。
そのため膨大な応募者から求める人材を正確に選び抜くために無駄な質問が削ぎ落され、どの企業でも大体同じ質問に落ち着くのです。
実際に筆者が複数の企業の面接を受けたところ、どの企業でも聞かれる共通の質問があったので事前に対策をしておけば安心して面接本番に臨めますよ!
転職の面接で聞かれる質問5選

転職の面接で聞かれる質問は大きく分けると5つあるため、面接本番までに答える内容を準備しておきましょう。
- 自己紹介
- 職務経歴(現在の仕事内容)
- 志望動機
- 転職理由
- 逆質問
自己紹介
転職の面接で聞かれる質問その1が「自己紹介」で面接の最初に聞かれることが多いです。
対策
自己紹介では1分程度で簡潔に答えることを意識してください。
面接とはいえ、本質的にはコミュニケーションなので長く話し過ぎないように注意しましょう。
特に「簡潔に」や「1分以内に」など指示が出ているのに長く話し過ぎると、「コミュニケーション能力が低い」、「時間管理ができない」とマイナスの印象を与えてしまいます。
また名前や経歴を淡々と話すのではなく、面接官が興味を持つ志望企業との接点を必ず入れて話すようにしましょう。
回答例
「本日は貴重なお時間をいただきましてありがとうございます。
〇〇と申します。よろしくお願いします。
私は2010年に△△大学を卒業後、□□市役所に入庁し12年間の行政経験があります。
その中で特に意識してきたことは、●●です。
御社の▲▲という業務においてこれまで培ってきた●●を活かし、御社に貢献できればと考えております。
本日は、よろしくお願いします。」
職務経歴
転職の面接で聞かれる質問その2が「職務経歴」で現在の仕事内容に関することです。
対策
応募者が企業で活躍できるかを確認するための質問なので、今まで担当した全ての業務を話す必要はありません。
応募企業が求める人物像や募集の背景に合わせて、面接官が興味を持ちそうな業務経験をピックアップして伝えましょう。
またその業務でどんな実績を上げ、自分なりにどんな工夫をしたのかを具体的に伝えると面接官も納得感が増しますよ!
回答例
「現職で最も成果を上げた業務は○○システムの導入です。
導入前は全て手作業で行っていたため、恒常的な時間外労働と人的ミスが問題でした。
そのため自動作業とエラー確認機能がある○○システムを導入したところ、時間外労働の70%削減、人的ミスをなくすことができました。
システムへの抵抗が強い職員が多かっため、業務マニュアルの作成、研修会を実施し、今では全職員が日常的に活用できています。」
志望動機

転職の面接で聞かれる質問その3が「志望動機」で企業に長く定着するかを確認されます。
対策
「長く働き続けるつもりです。」という熱量を伝えられるよう意識しましょう。
また未経験業界の場合は、業界を選んだ理由を企業の志望動機の前に加えてください。
企業研究をしっかり行い、自分のやりたいことや出来ることと応募企業との接点を見つけ、オリジナルの志望動機を作りましょう。
企業研究ではまずは応募企業のホームページ、特に中途採用ページを確認してください。
また新卒採用ページも実際に働いている社員のインタビューページがあり、業務内容への理解が進むため必見です。
転職エージェントに登録すると、面接前に担当のエージェントから応募企業の資料を提供してもらえるので、転職エージェントを上手く活用してくださいね!
回答例
「現職でシステム導入を行った際に、担当ベンダの適切な助言や提案により業務の効率化が大きく進められた経験があります。
その経験からITに関する専門的な知識を身に付け、ITシステムを通じて社会の利便性を向上させたいと考え、IT業界への転職を決意しました。
その中でなぜ御社なのかと申しますと、御社の○○というシステムを業務で活用して残業時間を削減できたことから以前から御社へ高い関心を持っておりました。
また御社は○○以外にも△△の導入にも力を入れており、現状に満足することな常に新たな市場を開拓しようという姿勢に対して魅力を感じております。
御社では公的機関の顧客を抱えていると伺っておりますので、市役所でシステムを導入した経験を活かして御社に貢献できると考えたため志望しました。」
転職理由
転職の面接で聞かれる質問その4が「転職理由」で同じ理由で退職をしないか確認されます。
対策
前の会社のネガティブな理由を話すと面接官に「同じ理由で退職するのではないか」と悪い印象を与えてしまいます。
退職理由はネガティブな発言をせずにきっかけを話す程度に留め、「どういう仕事をしたいのか」、「転職によって何を実現したいのか」の転職目的に焦点を当てて話しましょう。
志望動機と密接な関係のため、志望動機と一貫性のある転職理由を作ってくださいね!
回答例
「市役所で幅広い業務を経験させていただき、市民サービスの向上に貢献していると実感しているため現在の仕事にやりがいは感じています。
しかし数年おきにの異動を繰り返しているため、専門性を深めることが難しいと感じております。
そのような中で以前に経験したITシステムの導入時に業務改善を実現でき、事業が成功したときに最も達成感を感じられました。
そのため今後はITの専門的な知識を身に付け、業務改善や効率化を提案してお客様の課題を解決したいと考えたので転職を決意しました。」
逆質問
転職の面接で聞かれる質問その5が「逆質問」で面接の最後に聞かれることが多いです。
対策
面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれるため、面接官に質問してください。
この場では聞きたいことを聞くのではなく、志望企業への熱量や新しい仕事への意欲を伝えましょう。
「特にありません」と逆質問をしない場合は、志望企業への熱量がないと面接官にマイナスな印象を与えてしまいます。
本気で仕事をイメージしたり、下調べしていることが伝わるような逆質問を最低2つは用意しましょう。
また上級者向けにはなりますが、面接官の発言を活用する逆質問がおススメです。
実際に筆者が逆質問した、面接官の発言を活用した逆質問を紹介します。
「○○さんは『業界内の技術面での差別化はほとんどないため、そのような状況でどのように差別化を図るかをどの企業も頭を悩ましている。』とおっしゃていましたが、○○さんが業務の中で差別化を図るために工夫している点をお話しできる範囲でご教示いただけますと幸いです。
逆質問までは少し重苦しい雰囲気で、合格するかしないかの瀬戸際という流れでした。
しかし最後に面接官の発言を活用した逆質問をしたところ、場の空気が一気に軽くなり面接官も笑顔で気持ち良さそうに話し始めました。
最終的に選考を通過できたため、面接官の発言を活用した逆質問は効果的だったと実感しています。
しっかり相手の話を聞けているというコミュニケーション能力、志望企業と面接官への強い関心をアピールできるため、逆質問をするときは是非面接官の発言を活用しましょう!
回答例
- 「御社の仕事をする上で○○の知識が必要になると思いますが、こういった知識は皆さんどのようにして習得しているのでしょうか?」
- 「IT業界は未経験となりますが、入社前に事前に勉強しておくべきことがあればご教示いただければ幸いです。」
- 「○○さんは官公庁向け営業の経験があるとおっしゃっていましたが、御社ではどのような方がご活躍されていますでしょうか?」
他の質問を聞かれたらどうする?

転職の面接で聞かれることを5つ紹介しましたが、他の質問を聞かれたらどうすれば良いでしょうか?
自分の長所や短所、仕事で大切にしていること、将来のビジョン(3年後の短期、10年後の長期)は聞かれる可能性があるため、用意しておきましょう。
その他の質問を聞かれる可能性はありますが、焦る必要はありません。
面接官は、あなたが予想外の状況に対して冷静に対応できるかを確認しているため、勢いで対応するのでなく落ち着いて冷静に答えましょう。
実際に実際に聞かれた質問を紹介します。
面接官:「最後に今日の面接を振り返って100点満点で点数を付けてください。またその点数を付けた理由もお願いします。」
筆者 :「点数ですか。…(笑ってごまかす)」
「点数は80点です。理由は自分の経歴と志望理由をある程度伝えられたためその点数を付けました。」
突拍子もない質問だったため、ビックリしましたが落ち着いて回答できました。
強いて言えば改善点を伝えられれば良かったですが、選考を通過できたため落ち着いて答えれば問題ありません!
しっかりと対策をして落ち着いて答えよう

転職の面接で聞かれることは5つあります。
- 自己紹介
- 職務経歴(現在の仕事内容)
- 志望動機
- 転職理由
- 逆質問
志望企業に合わせて事前に準備をすれば、安心して面接本番に臨めます。
また転職エージェントを活用すると企業研究用の資料を貰えたり、模擬面接を受けれたりするため、転職エージェントへの登録はおススメです。
しっかりと対策して落ち着いて答えて、志望企業から内定を獲得しましょう!
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