
安定のために公務員になったけど、このままで良いのかな?
転職したいけど、30代公務員の転職は厳しいと聞きます。
公務員から転職するのにおススメの転職先はあるの?

確かに公務員からの転職は厳しいという話は聞きます。
しかし、公務員の経験が活きる業界や職種があるので、30代で公務員からの転職は可能ですよ!
この記事を読むと、30代公務員のおススメの転職先がわかります。
公務員からの転職を考えている方、公務員の経験を活かせる転職先を知りたい方は是非ご覧ください。
- 公務員からのおススメの転職先
- 公務員で身に付くスキル
- 公務員からのおススメの転職先
30代で公務員を退職する人は多い

今あなたは、公務員からの転職先があるのか不安なのですね。
しかし総務省の調査結果によると、令和2年度の地方公務員の普通退職者は4万4,181人でそのうち20代が39%、30代が32%と若手の退職率が高いです。
そのため、令和2年度の30代地方公務員退職者は1万人以上となり、30代で公務員を退職する人は多いと言えます。
公務員はスキルが身に付かない!?

よく「公務員はスキルが身に付かない」という話を聞きます。
確かに公務員では(保健師や土木技師などの専門職を除く)、プログラミング言語や語学力などのハードスキルは身に付きにくいです。
しかし公務員は複数の部署でさまざまな業務を経験するため、マネジメント力や発想力などのソフトスキルが身に付きます。
公務員で身に付くスキル3選
公務員で身に付くスキルを3つ紹介するので、チェックしてみましょう!

- 調整力
- 問題解決力
- 適応力
調整力
1つ目のスキルが「調整力」で、民間企業でも組織内外における調整は必須業務です。
公務員は「黙々と事務作業を行っている」というイメージを持たれやすいです。
しかし実際は係や課、場合によっては商工会や医師会など組織内外での調整業務が多く、調整力が磨かれます。
筆者も福祉部局にいるときに医師会との調整を行いました。
医師は非常にクセが強いため難しい調整となりましたが、相手のニーズを汲み取りお互いが到達できる着地点に落とし込み、事業を成功させました。
どの部署にいても「周囲を上手く巻き込んで業務を進める」という意識を日頃から持つと調整力は磨かれるため、参考にしてくださいね!
問題解決力
2つ目のスキルが「問題解決力」で、民間企業でも問題に対して主体的に取り組むことが求められます。
公務員は残念ながら「言われたことをただやるだけ」というイメージを持たれやすいです。
私自身市役所で働いていた時に「国に言いなり」、「自分たちでは何も課題を解決しない」と散々なクレームを言われていました。
しかし実際はコロナなど日々情勢が変わる中で、早期に問題を解決するために業務に取り組んでいます。
筆者は、コロナの影響でテレワークを推進する業務を任されました。
そのため、関係者を上手く巻き込んでセキュリティや技術的な問題を解決し、テレラークシステムを導入して柔軟な働き方を実現させました。
何も考えずに指示されたことしかやらない職員もいますが、問題点を意識して業務に取り組めば問題解決力は誰もが身に付くスキルです。
適応力
3つ目のスキルが「適応力」で、中途採用の場合は即戦力として期待されています。
公務員は3~5年で人事異動があり、私は12年9カ月で5つの部署を経験しました。
公務員の仕事は部署によって全く異なるため、転職したような状態となります。
私自身異動するたびに一から学び直す大変な経験をしましたが、異動により適応力が磨かれたため、転職先の職場に早く馴染めました。
人事異動で複数の部署を経験しているため、転職先にもスムーズに適応できますよ!
公務員からのおススメの転職先

公務員では「調整力」、「問題解決力」、「適応力」が身に付きますが、これらのスキルを活かせる転職先はあるのでしょうか?
公務員からのおススメの転職先を5つ紹介するので、転職を考えている方は参考にしてくださいね!
- コンサルタント
- IT
- アウトソーシング
- 大学職員
- 公務員/団体職員
コンサルタント
おススメの転職先1つ目は「コンサルタント」です。
コンサルタントは「お客様の課題解決をサポートする仕事」で、問題解決力を活かせる業界です。
近年はコンサルタント業務契約を締結している官公庁や地方公共団体が増えているので、公務員にとっても身近な業界になりつつあります。
コンサルタントは学力試験の合格基準が高く、面接回数も多いため、転職活動に当たり綿密な準備が必要です。
しかし公務員で身に付けた問題解決力を活かせ、分析力や戦略立案力を新たに身に付けられる転職先なので、スキルアップを目的とした転職先としておススメと言えます。
IT
おススメの転職先2つ目は「IT」です。
近年企業や自治体でDX化が推進されているため、ITは今後も成長が期待できる業界です。
その中でもおススメの職種は官公庁向け営業で、公務員で培った経験と調整力を活かせます。
公務員経験者は、他の人よりも公務員が抱えている問題や求めているものを把握しやすいメリットがあるため、企業も採用に積極的です。
筆者も官公庁向け営業の内定を獲得したので、30代公務員からの転職は十分可能と考えます。
公務員の経験を活かして今後の成長業界で働きたい方におススメの転職先です。
アウトソーシング
おススメの転職先3つ目は「アウトソーシング」です。
アウトソーシングとは外部委託、つまり「お客様の業務を代行する仕事」のことです。
アウトソーシングは多くの自治体で導入されているため、公務員にとって非常に身近な業界と言えます。
近年はBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)という、より専門的で高度な業務を行うことが求められているため、問題解決力を活かせます。
官公庁や自治体向けの業務を多く取り扱っているため、公務員のニーズを満たしたサービス供給を実現できます。
筆者はアウトソーシング業界に転職しました。
一つの企業にいながら複数の顧客先で業務を経験でき、多くのスキルを身に付けられるため、幅広くスキルアップしたい方にはおススメです。
大学職員

おススメの転職先4つ目は「大学職員」で関係各所との調整が必須であるため、調整力を活かせます。
近年は大学が潰れる時代と言われていますが、生徒1,000名以上の大学職員であれば当面潰れることはないでしょう。
大学入学後4年間は安定的に高額な学費が収入となるため、私立大学職員の年収1,000万円(参考:大学職員への就職・転職情報サイト)を超えることもあります。
大学職員は、教育業界で安定的に働きたい方におススメの転職先です。
公務員/団体職員
おススメの転職先5つ目は「公務員/団体職員」です。

あの…公務員が嫌だから転職したいんですけど…
公務員から公務員への転職の場合、一見転職の目的を達成できないと思われるかもしれません。
しかし例えば、市役所に勤めている方が「国の施策に携わりたい」と考えているようであれば、国家公務員への転職で目的を達成できます。
また市役所に勤めている方が「中小企業の支援に特化した仕事をしたい」という想いならば、中小企業基盤整備機構(団体職員)への転職で目的達成です。
同じ公務員や団体職員であれば、これまでの公務員経験を活かせて転職先にもすぐに適応できます。
安定的な生活を送りながら自分の目的を達成したい方には、他の公務員や団体職員がおススメです。
まずは転職エージェントに相談してみよう!

公務員では調整力、問題解決力、適応力が身に付くため、30代でも公務員からの転職は可能です。
また普段から幅広い業務を行っているため、これら3つ以外にも身に付くスキルはあります。
筆者は転職活動前までは「自分にはスキルがないため公務員からの転職は無理だろう」と考えておりました。
しかし転職エージェントに相談し、自分の強みや向いている業界・職種を理解でき、転職活動では3社から内定を獲得しました。
培ったスキルや向いている仕事は人それぞれ。
転職エージェントは無料であなたの自己分析の手助けをし、希望やスキルに沿った転職先を紹介してくれます。
まずは転職エージェントに登録し、一歩踏み出してみましょう!
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