
公務員として長い間働いてきたけど、仕事が辛い…
30代での公務員からの転職は、難しいと聞くけど、実際はどうなのかな?

30代の公務員でも十分転職可能ですよ!
私は、35歳の時に転職活動し、3社から内定を獲得しました。
この記事では、30代公務員が民間企業に転職した経験談を紹介します。
公務員の仕事が辛いと感じている方、公務員からの転職を考えている方は是非ご覧ください!
- 30代での公務員からの転職は厳しいのか
- 転職活動の進め方
- 公務員から転職して後悔はないのか
公務員を辞めたい人は多い

あなたは今まで公務員として一生懸命働いてきました。
しかし、「公務員として今後も働き続けて良いのか」と不安な気持ちを抱えているのではないでしょうか?
多くの方が公務員に対して楽なイメージを持っていますが、実際はとても大変な仕事です。
- 住民からの理不尽なクレーム
- 月間100時間を超える残業
- 災害やコロナ対応など突発的な出勤
- 理不尽な上司の対応
そのため、公務員を辞めたいと考えている方は多いのです。
他にも…
職場の同僚と話をしていても、「市民対応が辛過ぎて公務員を辞めたい…」、「公務員を辞めたいけど、他にできる仕事がないから働き続けるしかないのかな…」という声が多かったです。
筆者は、大学卒業後から首都圏の市役所に12年9カ月間勤務していました。
国への出向経験があり、係長試験には一発で合格していたため、上司や同僚からは順風満帆に見られています。
しかし、議会対応、ハードクレーマーへの対応、予算編成など年々仕事の負担が大きくなり、筆者は疲弊していました。
月間100時間を超える残業、理不尽な上司への対応などのストレスが大きく、「早く公務員を辞めたい…」と常に考えるようになります。
このように、多くの人が公務員を辞めたいと思いながら働いているのです。
30代での公務員からの転職は厳しいのか?

結論から伝えると、30代での公務員からの転職は、難しくありません。

そうは言っても自分にはスキルがないし、30代での公務員からの転職は難しいよ…

公務員はつぶしが効かないから民間企業への転職は無理だって聞くよ…
インターネット上では、30代での公務員からの転職は厳しいという意見が多く見られます。
筆者自身も「30代での公務員から民間企業への転職は無理だろう。」、「辛くても公務員公務員を続けるしかないのか…」と考えていました。
しかし、35歳の時に実際に転職活動をした所、3社から内定を獲得しました。
30代での公務員からの転職は可能なので、勇気を出して転職活動してみてくださいね!
転職活動の進め方は?

それでは、私が実際にした転職活動の方法を紹介します。
転職活動には4つのステップがあります。
- 事前準備
- 応募
- 書類作成・面接
- 内定・退職
事前準備
最初のステップは「事前準備」で「自己分析」と「情報収集」を行います。
自己分析
まずは「自己分析」として、転職の目的を整理し、自分が転職で何を実現したいのかを明確にします。
転職の目的が整理できたら、自分の強みを分析し、転職時に企業にアピールできるポイントを分析しましょう。
そうすることによって、応募企業の選定に明確な軸ができ、書類作成や面接がスムーズにいきます。
情報収集
次に「情報収集」として、まずは転職サイトと転職エージェントに登録しましょう。
転職サイトは求人情報が掲載されているサイトで、転職エージェントは転職希望者と企業の間に立って、転職成功を支援するサービスです。
転職サイトで気になる求人を見つけたら、企業のホームページで業務内容や社員インタビューを確認し、よりその企業の理解を深めましょう。
また、転職エージェントでは、自分の希望に合う企業を紹介してくれるので、必ず転職エージェントを活用しましょう。
書類作成・応募
2つ目のステップは「書類作成」と「応募」です。
書類作成
応募時には履歴書や職務経歴書を提出するため、書類の作成が必要です。
転職活動の最初の関門が書類選考となります。
書類選考の通過率は約30%とされているので、しっかり準備しましょう。
特に重要なのは、応募企業の視点を意識した上で、自分の強みを書くということです。
自己分析した結果を踏まえ、募集ポストに合った強みを記入していきましょう。
転職エージェントに登録すると書類作成の添削をしてくれて、書類選考の通過率はグンとアップするので、転職エージェントを必ず活用してくださいね!
応募
書類の準備が出来たら、企業に応募します。
公務員は定期的に採用活動が行われていますが、転職市場では必要な人数が集まった段階で採用活動が終了します。
応募はスピードと数が勝負です。
少しでも気になる企業があったら、すぐに応募しましょう。
筆者も25社の企業に応募したので、積極的に応募してくださいね!
面接

書類選考を通過した次のステップが「面接」です。
転職活動では「面接」が一番重視されるので、全力で取り組みましょう!
面接対策
公務員の通常業務の中で面接を行うことは少ないので、まずは面接対策をしましょう。
面接ではさまざまな切り口から質問をされますが、パターンが決まっており、大きく5つに分けられます。
- 自己紹介・自己PR
- 活かせる経験・実績・スキル
- 転職理由
- 志望動機
- 逆質問(面接官への質問)
それぞれ応募する企業に合わせて回答を準備をしましょう。
また転職エージェントに登録すると模擬面接を受けられます。
筆者は模擬面接を受講し、2つの課題を発見しました。
- 企業分析に力を入れ、応募企業を志望する理由を深めなければならない
- 雰囲気が固いので、話すスピードを少し落とし、表情を柔らかくするように意識する
模擬面接で出た課題をしっかりと意識し、面接本番までに必ず声を出して練習しましょう。
少し恥ずかしいですが、スマホで撮影しながら練習するのも有効ですよ!
面接本番
面接対策が完了したら、いよいよ面接本番です。
面接本番は緊張しますが、自分の力を発揮できるようなるべくリラックスして臨みましょう!
面接の回数は企業により異なりますが、2~3回が多いです。
また、面接の通過率は一次・二次面接が20~30%、最終面接が50%と言われています。
なお、面接方法は、対面とオンラインの形式に分かれます。
オンラインは、ZoomやTeamsなどのオンラインツールを使うので、必ず事前に使い方を確認しておいてください。
本番では「自分が企業でどのように活躍できる人材なのか」、「企業に入って何を実現したいのか」を熱く伝えましょう!
内定・退職
4つ目のステップは「内定」と退職」です。
内定
最終面接に合格すると、念願の内定獲得です。
内定は、直接又は転職エージェント経由で連絡されます。
内定を受けるかどうかの回答期限は、約1週間程度です。
提示された条件を踏まえ、回答期限までに必ず結論を出しましょう。
退職
最後に退職手続きをしなければなりません。
退職届の提出が必要で、労働基準法では退職日の2週間前までに提出となりますが、勤務先の就業規則を必ず確認してください。
参考までに、私が勤務していた市役所の就業規則では、退職日の1カ月前でした。
また、担当業務の引継ぎが必要であるため、転職の決意が固まり次第、早めに退職の手続を進めた方が良いです。
まずは直属の上司に退職の意向を伝え、上席、人事課に退職の承認を得る形で進めます。
退職の意向を伝える時は、相談ではなく、決定事項として伝えましょう。
私も直属の上司に意向を伝える時は緊張しましたが、最終的に退職を承認され、応援してくれました。
ここまで来たら、あと一息。
勇気を持って、突き進みましょう!
公務員から転職して後悔はないのか

私は公務員から民間企業へ転職して全く後悔していません。
民間企業では公務員時よりスピード感が重視され、慣れるまでは大変でしたが、以前よりも充実した生活を送れています。
公務員時からの変化は、「プライベートの充実」や「仕事のやりがいの実感」などプラスの変化ばかりです。
- 残業時間が減ってプライベートの時間が確保(月100時間を超える残業→月20時間以内)
- ハードクレーマーへの対応(住民対応)がなくなり、ストレスが軽減
- 自分のスキルを活かせるので、やりがいを感じる。
市役所には13年間勤務していましたが、本当に転職して良かったと実感しています。
30代でも公務員からの転職は可能!

私は35歳で転職活動し、3社から内定を獲得し、公務員から転職を実現しました。
この経験から、
30代での公務員から民間企業への転職は可能!
と言えます。

もう30代だし、どうせ公務員以外の仕事は出来ないから…
転職活動前は私もネガティブな感情がありました。
しかし、30代まで公務員として働けている時点で優秀なのです。
自信を持ってくださいね!
まずは、転職サイトや転職エージェントに登録し、求人検索やエージェントとの面談をしてみましょう。
転職サイト、転職エージェントともに登録は完全無料なので、ノーリスク。
転職活動をして内定を獲得しても、やはり公務員が良いと感じたら内定辞退しても全く問題ありません。
転職はスピード感が大事なので、少しでも転職してみたいと思ったら、まずは動いてみましょう!
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